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医療的ケア講演会報告

2010年11月24日

11月21日(日)小児保健センターで開催した
「医療的ケアの必要な子どもの在宅生活」講演会 無事に終了いたしました!

総勢109名の参加で、主に看護職の方ですが、介護職・教員・事業所管理者など、さまざまな方にご参加いただきました。

多くの方がご参加いただいた事で、小児の医療的ケアの関心が高いと思いました。

参加出来なかった方のために、簡単に報告します。

●開会のあいさつ&在宅医療における看護師の役割
 わんぱくクリニック當間先生

在宅には、看護師さんの力が必要だという事を、わかりやすくお話いただきました。
医療的ケア講演会報告


●沖縄県における小児在宅医療の歴史
 沖縄県立南部医療センター・子ども医療センター宮城先生

宮城先生の若いころのお写真が印象的でしたが(笑)、何より先生の頑張りが今につながっている事に、大変感謝と頭が下がる思いでいっぱいになりました。
また、内地出身の私には、今までの沖縄の在宅事情を理解する事が出来、とても勉強になりました。
医療的ケア講演会報告


●退院に向けての在宅指導
 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター看護師 中下さん

病院での関わりをお話していただきました。
医療的ケア講演会報告


●小児訪問看護の実際
 訪問看護認定看護師 下地さん

医療的ケアが必要な子どもの訪問看護の実際の様子を、スライドを交えてお話していただきました。
病院ではなかなか出来ない、看護の様子は参加者の方からも勉強になったと感想をいただきました。
医療的ケア講演会報告


●小児在宅でのヘルパーの関わり
 (有)あしみじ 山村さん&玉城さん

在宅では、なくてはならない存在のヘルパーさん
医療的ケアの必要なお子さんへの支援で、問題点を上げていただき、大変な中でも家族支援のために頑張ってくれている様子が伝わりました。
医療的ケア講演会報告


●医療的ケアを必要とする小児在宅生活の様子
 人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会)沖縄支部幹事 湯地さん

人工呼吸器を装着中の、はやとくんとの今までの在宅生活の経緯や普段の様子を、写真を交えてお話していただきました。
お母さんの頑張っている姿をみて、はやとくんも途中で声を上げてくれていました。
実際の様子をお話していただけたことで、参加者の方からも在宅生活のイメージがわいて、非常によかったと感謝の声が届きました。
医療的ケア講演会報告


●学校での様子
 NPO法人障がいじサポートハウスOhana 名幸さん

小児在宅で重要な教育の部分である、学校生活はなかなか見たり知る機会が少ない中、名幸さんはお子さんの通学と訪問学級の様子を、ビデオと写真で紹介してくれました。
学校生活で見せるお子さんの最高の笑顔は、感動的でした。
通学する意味を、考えさせられる事例となりました。
医療的ケア講演会報告


●医療的ケアに関する国の動向
 那覇市療育センター 酒井先生

Kukuruの今後の事業にも大変重要なテーマの一つでもある、非医療者への医療的ケアの進め方や国の方針をわかりやすく説明してもらいました。
沖縄でも、早急に進めていかなければならないのですが、課題も沢山ある事を改めて感じました。
医療的ケア講演会報告

講演会では、医療的ケアが必要な子どもの在宅生活を、いろいろな角度からお話しいただいたので、実際の様子をイメージ出来たのではないでしょうか?

今回は、多くの看護師さんに小児在宅を知ってほしい!という趣旨で講演会を開催しましたが、アンケートの感想からほぼ目的は達成できたように感じました。

これからも、医療的ケアが必要な子どもと家族の支援のためには、こうした講演会や研修会が必要である事を痛感しています。

そして、そのためにKukuruが出来る事を、積極的に行っていきたいと思います。

参加してくださった皆さん、スタッフとして協力してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
医療的ケア講演会報告

2010年11月22日沖縄タイムスで掲載されました!
医療的ケア講演会報告



Posted by 一般社団法人 Kukuru at 00:19│Comments(0)
 
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